8月16日 - quiqui presents "市民の森"
8月16日、仕事終わりに岐阜のバンド、quiquiの東京企画を見に行きました。
(看板の前が丁度喫煙場の前で、急いでサッと撮ったのでボケボケ)
会場について
会場は東京メトロ東西線神楽坂駅から徒歩1分程度の場所の地下1階
比較的最近できた箱のようで内装はとてもきれいだし、お洒落なバースペースにライブスペースが併設されたような空間だった。バースペースもライブスペースも禁煙だったのがよい。(このライブの時だけだったかも知れないが。)
椅子もいくつかあって休憩できるし、見に行く側としては非常に嬉しい。ずっとライブ見てるの疲れるし。あと食事もできるようで、誰かが注文していたカレーがすごいうまそうだった。
ホームページに詳しくに書いてあるので、気になる人は見てみて下さい。
①capelight
(自分の中で)超話題の激情ハードコアバンド。loma prietaやblue friend系が感じられる、バイオレンス系ハードコア。実はめちゃくちゃ見たかったけど今回が初めて。
1バンド目にふさわしい衝撃。刃物で体をズタズタに切り裂かれるようなキレのあるギターがゴリゴリのベースとタイトなドラムにピタッと合わさる音はいつ聞いても心地よい。ギター・ベースボーカルのボーカルの掛け合いもよく、興奮が止まらなかった。
1曲1曲は短いけども、よくありがちなとんでもなくメチャクチャな「え??なにこれ??今何やってるの??」って感じはあまりなく、すごい計算されてるなーと感じた。「このキメとか展開最高!!!!このリフも最高〜〜〜〜!!!!!」みたいな部分が30箇所くらいあったような気がするので、聞いていてずっと楽しかったな。
5000という同じ激情バンドとのスプリットがこれまたすごい、内容が濃すぎる。こういった激情系(その中でもカオティック、バイオレンス系)の音楽は、短い曲の中でどれだけ濃密で、かつインパクトのある曲ができるかによると思うのだけど、この2バンドの曲はそれを軽々こなしているような気がするし、聞いた後の「ああ、すごい。まじですごい。何だかすごいぞ。」みたいな感覚がいつも消えない。これからこの日本の激情界隈を背負って立つバンドになってほしい。聞いた話、これでメンバーが20代前半の人たちばかりだとか末恐ろしい。
②day's eye
2バンド目。曲を全く知らずに初めて見た。
女性ボーカルのしっとりした感じの歌モノ系なのかなーと思ったら意外。激情系サウンド+女性ボーカルの組み合わせがすごく合っていた。ギターのアルペジオにのる女性ボーカルの方のきれいな歌声と、その声からは想像できない力強いシャウトが聞けるパートへの曲展開が素晴らしかった。でも曲全体聞くと衝撃よりは、爽やかさとか心地よさがすごく残る。
ハードコアをやるならって男!って考えがちな気もするけど、このジャンルにこういった女性ボーカルの良さを取り入れた形の音楽ってあまりないように思う。
またぜひ見たい。
③Pale
3バンド目。これまた初見。
このブログを書きながら「Paleのジャンルってなんだ?」考えていたけど、いい言葉が見つからなかったので、調べてみたら
「東京のブラックゲイズ・ポストメタルバンドのPale(ペイル)」
って書いてあったツイートを見て「ああ、たしかに。」と思った。
そこでブラックゲイズって何だとWikiで調べてみたら、ブラックメタルとシューゲイザーの組み合わせみたい。
メタル自体はそんな聞かないけども、シューゲイザーの要素が加わっていたからコテコテした感じたはなく、すごく聞きやすかった。今後、ブラックゲイズのバンドも漁ってみたい。
このDEMOの「Gossamer」って曲を聞いたのだけど、アウトロのギターがまじでかっこいい。無料DEMOみたいだしもっと聞いてから行けばよかった。
④ナツノムジナ
4バンド目。みんな大好きナツノムジナ。
まず季節を感じるバンドっていい。そのバンドを曲を夏に聞ける時点で最高だ。
気持ちのよい浮遊感のあるどこか懐かしいサウンドに、優しい歌声がのる曲。「あーいいなーすごいいいなー」って考えていたらすぐ終わった。あとベースがかっこいい。
下のリンクの曲をライブで聞いてイントロ時で、「うわ!めっちゃ好きだ!」って思ったら、その日にMVが出たようで。
この曲を含めた1stフルアルバムが出るみたいで9月6日に出るみたいです。楽しみ。
ナツノムジナを聞いたら、WE ARE!とかDischarming manとかを聞きたくなってしまった。
関係ないけどWE ARE!を載せる。この曲最高。音源がどこにも売ってないので持ってる人いたら誰か貸して下さい。。。
⑤quiqui
この企画のトリの3ピースバンドquiqui
(最近知り合ったバンドマンにquiquiを好きな人が多すぎるので、その人達にも見られていると思うと書くのがすごい緊張する)
最初yukueのドラムの賢ちゃんに「quiquiってバンド、マジかっこいいよ」と言われ曲を聞いてみたら、ものすごく好みのバンドで。
自分の勉強不足かもしれないけども、quiquiはものすごく形容し難い。他の人にすすめる場合にどんなバンドといえばいいのだろう。(失礼でしたらごめんなさい・・・)
奇妙なリフを刻むギター・ベース、手数の多いドラム、奇天烈な曲展開ばかりだけどもそれでいて曲全体のまとまりはある。「このイントロからこの最後の曲展開かよ!最高!!」ってなる。
昔のマスロックよりな感じも好きだけど、最近のゴリゴリハードコアよりな感じもすごい好き。
この下のリンクの2曲目がすごい好きで、ライブでやった時すごいあがった。
https://www.youtube.com/watch?v=__1inBeDNocwww.youtube.com
quiquiらしさに昔のnervous light of sundayとかnitro mege prayerのようなあの張り詰めた感じがいい具合に出てるなあと感じた。個人的な感想だけども。
quiquiの弦楽器隊二人がやっているインストバンド"eito"もこれまたquiquiとは全く違う感じなので聞いてほしい。この前東京で見たとき、すごいかっこよかったな。
以上!とてもいいメンツの企画でした。
誰か文章の正しい書き方教えてください。